今回のテーマは
門松のご利益
門松は文字通り、本来は門(門口)に立てる松のことです。
松・竹・梅は、それぞれ意味があります。
松の意味としては。
松(針葉樹)は古くから針葉樹は寒い時期でも
葉をつけまっすぐ成長することから生命の樹としても
扱われており長寿・延年の意味があります。
松は1年間緑を保ち続け、1000年間変わらないと言われています。
うつろいやすい世の中(春夏秋)で、うつろうもののみに
目を奪われて不変の真理を見失ってはいけないという意味もあります。
竹の意味としては。
竹の意味として竹は地下茎を伸ばし増えていきます。
成長スピードが早く、冬の寒い時期でも緑色の葉を
生い茂らせていることから子孫繁栄の象徴です。
天にまっすぐ伸びしなやかで自在にたわみながらも、
簡単に折れないことから未来へ向けての希望としての
意味合いもあります。
不思議に、かぐや姫の伝説にも繋がっています。
神様で言えば月読尊様のパワーも持っていると思います。
梅の意味としては。
梅はどの花よりも先駆けて美しく香りの良い花を咲かせる
春の花です。
また、珍重され『気高さ』という意味があります。
他にも樹皮に苔が生えるほど長寿(樹齢)に
なっても冬に先駆けて咲くため希望・長寿を意味します。
紅白の花の色は『魔除け』と言った意味もあります。
なぜ松竹梅と表現するようになったのは松・竹・梅は
それぞれ慶次・吉祥のシンボルだからです。
当店では門松の作成の時に新月と満月の日に焼き上げた
竹炭を門松の鉢の中に入れてあります。
また、幸せを引き寄せるための、
南天(ナンテン)・柊(ヒイラギ)の等の葉を入れて、
難と厄を避けるおまじないもしています。
門松を建てようと思っている方はお気軽に
お尋ねくださいね。
写真は浜松五社神社の門松です。




この門松にも、竹炭とナンテンとヒイラギの葉が入れて
あります。
ありがとうございます。感謝
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